面白建築研究会 第2回

第二回目の活動日となる面白建築研究会。前回の活動では、現代美術ギャラリーで開催中の「坂茂」展を鑑賞してから、建築関係の本や色々な図鑑を見ながら、面白建築のまとめ方について話し合いました。

二回目のメインテーマは面白建築のフィールド調査。天気にも恵まれ、汗ばむほどのまち歩き日和です。

はじめに、部員の皆さんが持ち寄った身近にある面白建築について発表し合います。それぞれの「面白」の尺度について共有した後、いよいよまち歩きです。

今回は、水戸芸術館を出発して、上市を水戸駅方面に向かうルートを歩きました。建物の外観だけでなく、目地や瓦の紋様など、それぞれの視点で細かい部分を観察する部員の皆さん。さすが「研究会」というだけあって、まちを歩きながら様々な会話が飛び交います。雨どいのデザイン、壁面に蔓延るツタ、そびえるアンテナ、排気口の形など、普段まちを歩いているだけでは気付かないような面白建築のカケラが次々と見つかっていきます。

もちろん、水戸を代表する有名建築もまわっていきます。東武館、水道低区配水塔、旧茨城県庁など、それぞれの時代を象徴するような建築が並ぶ水戸の魅力に改めて気付きます。当日は幸運にも弘道館の孔子廟の特別公開中。なかなか見ることのできない特別建築も間近で拝見することができました。

そうこうしているうちに、あっという間に2時間あまりが経ってしまいました。最後に訪れたのは、水戸一高の構内にある妹島和世氏の設計による江山閣を外から見学。結局、想定したいたルートの半分しか回れず、水戸駅からバスに乗って再び芸術館へ。

帰ってきた後は、今日のルートを振り返りながら面白建築帖を書きます。それぞれが「面白い!」と思った建築の特徴や面白ポイントを書いていきます。次回の活動で内容を編集して、カフェ会場で公開する予定です。お楽しみに。

×

Comments are closed.