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写真部

3月8日、22日に高校生ウィークのブカツ@美術館の企画である 写真部 が行われました
今回の活動内容は 写真日記をつくる というものでした

1日目はテーマの発表と細かい事項の説明、それから参加者間での交流が行われました
今年は初めて参加する高校生が多く感じられました
日記を普段からつける習慣のある人が、ワークショップ企画・運営をしてくださった写真家の松本美枝子さん以外におらず、「毎日書くことも毎日撮ることも経験ない、私もみんなも大丈夫かな……」とこっそり思っていました
今回は参加した全員が同じ日付から一週間分の写真日記を製作しました
同じ七日間をそれぞれどう過ごしたか
ちょうど七日間の間に3月11日の日付が
そこも気になりながらの製作がスタートしました
私は普段から写真を撮るのですが、毎日撮ったことはありませんでした
なのでカメラでしっかり撮るだけでなくスマホで気軽に撮れる写メも含めることにしました そのほうが日々の日記として書けると考えたからです
時期はちょうど春休み
私はたまたま全て出かけていたので出先の写真が多くなり、文章はそのとき思っていたことを述べるものとなりました

二日目にみんなの作品の発表が行われました
本来の日記のように、その日に起きたことを書き写真に撮る人
その日に思っていたことに近いイメージの写真を撮り、言葉にしていく人
私はどちらかと言うと後者で、うじうじと考えたことばかり書いていました

皆さんの日記を読んでいて、同じ一週間を切り取ったのにこんなにも過ごし方や考えていることが違うものなのかと驚きました
中には昨日のことが忘れられない日だった、という一日を過ごし写真もその日に撮られたものではなく前日のものを使用している人もいました
きっとその人にとっては前日の写真がその日の写真に最も相応しいものだったのだと思います
日記は一日を振り返って書くものなの一日をしっかりと完成されて書きがちですが、日々というものは実は陸続きで、過去の延長であり未来へ延びていくのだと思いました

写真という、鮮明にその日の景色を記録するものと、撮ることはできない言葉 それらによって構成される写真日記を七日間に渡って製作しました 毎日やるということの難しさに悩まされることもありましたが、形にちゃんと残すことができて良かったです
参加した方の中に、日記はあとで読み返すと恥ずかしくなる、と言っていた方がいたのですが、私はまさにそうなので今回書いた七日間の文章は読み返さないと決めました
写真も考えていたことも、タイムカプセルに入れたような気持ちです
これから先の日々もこのように形にして、タイムカプセルをたくさん作れたら良いなと思いました
今回のワークショップを開催してくださった水戸芸術館の皆さん、参加者の皆さん、そして写真家の松本美枝子さん、ありがとうございました

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