アーカイ部 公開座談会 【2003年度 カフェ草創期メンバー】

高校生ウィーク「アーカイ部」キックオフ!!!

20周年を迎えた「高校生ウィーク」。プロジェトのこれまでの歩み、そこに関わった人達の記憶をアーカイブする「アーカイ部」が立ち上がりました。

その「アーカイ部」キックオフ!!!ということで、高校生ウィークOB&OGによる公開座談会が開催されました。2013年3月30日(土)、カフェ草創期メンバー6名(山崎一希・猿田郁・小松健太郎・ゴロゥ・Sタロウ・ミヤタユキ)が集合しました。

20代後半になり、もう親戚同士のような私たちですが、思えば学校も地元も年齢も進路もバラバラ。学校でも家でもない、「高校生ウィーク」で出会い、ココが思春期の私たちにとって1番居心地の良い場所でした。

打ち合わせをフワーっとして、なんだかフワーっと座談会開始。いやしかし!!あの瞬間、あの空間で起こった様々な出来事を言葉にするのは難しい・・・。抽象画を描いているような気分で話してしまいました。

まだカフェになる前、パソコンが並ぶ部屋で、個々にポスターやFlashアニメーションを作っていた頃。いろいろなプロジェクトを立ち上げ、芸術館を飛び出して勝手に活動していた頃。カフェが始まり、裁縫や高校生トークに明け暮れた頃。ワークショップにトークショー、謎の大人達との出会い…数えきれないドラマチック!でいっぱいな頃を思い出しながら、愛をこめたザワザワトークをさせていただきました。

1年で1ヶ月しかない高校生ウィークですが、私たちの記憶だと1年中が高校生ウィークなんです。不思議です。そりゃぁ、語りきれないです。

今回、懐かしの情報をたくさん用意していただき、感謝&感動でした。自分たちの作品が残っていたり、インタビュー映像が残っていたりして、恥ずかしい反面とても興味深く、やはり素晴らしい教育普及プログラムであることを実感しました。開催年ごとのキーワードを聞いたり画像や映像を見ると、記憶の彼方に追いやられていたモノ達が、出てくる出てくる!思い出す思い出す!なんだか、私たちがダントツで楽しんでしまいました。もっともっとわかりやすくトークしたかったなぁと反省しつつ、皆にとって何よりも特別な日々であったことが、少しでも伝わっていたら嬉しいです。

ツイッターもFBもなかった当時、この「高校生ウィーク」が最先端のソーシャルで、ココには、いいね!してくれる大人がたくさんいたんです。それで、私たちはムクムクとノビノビと高校生ウィークできていたのですね。大人になって、改めて気づく「高校生ウィーク」の偉大さです。私たちはちょっと大人になったけれど、それぞれが無意識に「高校生ウィーク」を探しているのだと思います。でもやっぱり、ちょっと大人になったので、探しているというよりは、イロイロなカタチの「高校生ウィーク」をつくり始めているのかなぁ。

アートが持っている力、影響力を直に感じて育った私たちは、アートの力を信じています。こういう場の重要性や可能性を、たくさんの人に伝えられたらいいなぁ!と思っています。こんな贅沢な場を体感した私たちだからこそできる伝え方を探っていきたい、と改めて決意しました。

「高校生ウィーク」の影響力と大きな愛を感じた1日でした。皆さん、本当にありがとうございました。

Q.あなたにとって高校生ウィークとは

山崎一希「実家の前に帰る場所」
猿田郁「第2 第3 別人の人生への入口」
小松健太郎「ここにいる全員法式」
ゴロゥ「はじまりの場所」
Sタロウ「ハイセンス・ハイライフ」
ミヤタユキ「穴」

詳細についてはぜひ映像をご覧ください。(後半部分です。)

書き手:ミヤタユキ

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