「タワー登山」リハーサル
2014年3月2日土曜日。天気は曇り時々雨。面白建築研究会「タワー登山」リハーサルを行いました。面白建築研究会メンバーとカフェスタッフの方など合わせて総勢8名が参加。ボランティア室に集合して簡単に自己紹介を済ませてから、早速、リハーサルの準備。手には雑巾を持ち、マスクを着用して、タワー登山というよりはタワー大掃除という出で立ち。タワーを登りながら非常階段の手摺の掃除を行いました。本番では臆することなく手摺を握ってください!
いよいよアートタワー内部へ潜入です!
非常階段の入口を開けて、しばらく階段を登ると、圧倒的な物質量の鉄骨部材に覆われた空間が現れました。外から見るタワーの形状の通りに裏側の構造も複雑で、斜めに伸びる部材を眺めていると水平感覚を鈍らされます。外壁に丸窓が配置されているため、内部は思っていたより明るい印象でした。中央部にあるエレベーターが上下に移動する様は、SF映画に出てくる宇宙ステーションのようでした。
非常階段について解説します!
非常階段は直階段の組み合わせです。直階段の仕様は、段数15段、蹴上げ200mm、幅800mm。1つの直階段で3mの高さを登ることができます。平面的に見ると、3つの直階段が三角形の各辺を成して、それに内接する円がエレベーターシャフトです。つまり、直階段を3つ登ることでタワーを一周すると共に9mの高さを登る計算となります。
登っている途中は、エレベーターシャフトと階段に視界が遮られて、視覚的に現在位置の予測が出来ませんでした。踊り場にある高さ表示が目安となります。展望室への扉を開いたところで、水戸芸術館現代美術センターの森山さんが出迎えてくれました!「森山さん、ただいま~」
(小堀文剛)
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